Q24030
2025/02/04 (火) 22:54:31
88a45@57058
課題1
認知科学の歴史において、行動主義から認知主義への転換を挙げる。行動主義とは、20世紀前半にワトソンによって提唱されており、人間に刺激を与えることでその刺激に対してどのような反応をするかということの研究であり、見た情報だけで判断できる観察可能な行動のみを対象とし、思考や感情を排除した研究である。1950年に入ると言語習得や問題解決などの複雑な認知能力が行動主義では説明できないことが指摘され、行動主義の否定が強くなった。この転換は認知革命と呼ばれた。子供が勉強をする際や、言語を学ぶ際に同じ言葉を繰り返すだけの反復学習ではなく生得的な言語能力が関係しているとされ、これが認知革命の引き金となった。認知革命は心理学やAI、言語、教育学にも影響を与えた。さらにサイモンやニューウェルらによって人間の思考はコンピューターの情報処理に似ているという情報処理モデルが提唱された。人間の脳内では行動により得た経験だけではなく、何を得て何をすることが可能になったかを算出する機能が搭載されており、記憶、推論や問題解決などの人間の内部で起きていることは人間の認知からきているという考えが主流となっていった。行動主義から認知主義への転換は心理学の発展における重要な変化であり、行動主義は、学習を刺激と反応の関係に基づき反復学習を重視したが、認知革命によってその限界が指摘された。これによって人間の記憶や問題解決などの内部過程を研究する方向へと進化した。この演歌は、心理学だけでなく人工知能や教育学にも影響を与え、人工知能や教育学にも影響を与え。現在の認知科学の基礎を固めることとなった。
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