日本 RankIV 自走式対空砲 SUB-I-II
概要
Update 2.23 "Apex Predators"にて追加された日陸ツリーのランクIV対空車両。
陸上自衛隊60式装甲車の後継として開発された73式装甲車の試作案であり現在の73式装甲車と近しい見た目でありながら試作車ならではの違いが見られる。このモデルは三菱製73式装甲車試作2号車(SUB-I-II)にラインメタル製20mm機関砲を装備した代物。試作車は退役済みだが73式装甲車自体はNBC防護能力を持つことから、九州、北海道を中心に少数ながらだが現在も現役である
車両情報(v2.23.0)
必要経費
必要研究値(RP) | *** |
---|---|
車両購入費(SL) | 210000 |
乗員訓練費(SL) | 61000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 90 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.3 / 5.3 / 5.3 |
RP倍率 | 1.78 |
SL倍率 | 0.9 / 1.1 / 1.8 |
最大修理費(SL) | 3300⇒*** / 3270⇒*** / 4630⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 52.8⇒**.* / 35.7⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -10/80 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 10.4⇒**.* |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 12 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 20 / 20 |
重量(t) | 13.5 |
エンジン出力(hp) | 426⇒*** / 265⇒*** |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 54 / 50 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
視界(%) | 88 |
乗員数(人) | 4 |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 無 | - |
追跡レーダー | 無 | - |
光学索敵センサ | 無 | - |
光学追跡センサ | 無 | - |
敵味方識別装置 | 無 | - |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 無 | - | - |
車長 | **x-**x | 無 | - | - |
砲手 | **x-**x | 無 | - | - |
操縦手 | 1.0x | 無 | - | - |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 20mm Rh202 | 1 | 800 | 140 |
機銃 | 7.62mm M1919A4 | 1 | 1000 | - |
弾薬*1
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | 3100 | *** | *** |
修理キット | 3100 | |||
砲塔駆動機構 | 3100 | |||
弾薬開発1 | ||||
II | サスペンション | 3500 | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | 3500 | |||
砲火調整 | 3500 | |||
弾薬開発2 | ||||
III | フィルター | 5100 | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
弾薬開発3 | ||||
IV | 変速機 | 4000 | *** | *** |
エンジン | ||||
追加装甲 | ||||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | M42 Duster |
---|---|
次車両 | Type 87 |
解説
特徴
【火力】
APDSを開発してからが本番。BR5.3を中心に6.3以下を見ると貫通できる部位がほぼないのは独ソの重戦車とISUやトータス等の一部駆逐戦車。その他は側面さえとれば貫通できるようになる。HVAPは数値上は貫けそうだがやはり傾斜に弱く数値ほどの貫通はあまり期待できない。APDSになると数値以上に攻撃力が上がる。頻繁に遭遇するM4系、T-34系、パンター系はAPDSなら側面から余裕で破壊できるのは、よく似たR3に比べると大きく違うところ。半面APDSでは対空面では威力が大きく下がる。幸い搭載弾数は多いのでいくらか対空用に弾を持っていくのもありか。
【防御】
見ての通りペラペラで大口径機銃に抜かれる。またAPCBCが余裕で車体を通り抜けていくので意外な打たれ強さを発揮することもある。車体前面に乗員の3/4が集中しているので正面からの攻撃に弱い。半面、車体後方1/3はほぼ燃料タンクしかないので撃たれても無傷なのは珍しくない。これを利用して、曲がり角では後退しながら覗くことで相手に無駄弾を誘うことができる。また、遮蔽物がないところで敵の眼前から逃げるときにあえて車体後部を狙いやすいように意識して逃げると、過貫通で無駄弾を誘発させて逃走時間を稼ぐことも何度かできた。車体中央付近には弾薬があるのでそこまで覗かせないのがコツ。
【機動性】
優秀。最高速こそなぜか50km/hだがPWRが優秀なため初期でも外連味なくすいすい走る。改修はAPDSを真っ先に狙い、足回りは後回しでも十分使える。信地旋回が優秀だが、車体幅があるため狭いところだと引っかからないように注意。後進速度は並み。水上の最高速度は並みだが旋回性能はかなり高い。
結論として、相手が貫通できる相手かを把握しているかが重要。初期の開発は対戦車ではなくキャプや対空、味方支援で稼ぐのが良い。APDSを取ると攻撃力が化けるので、それ以降は中戦車以下を積極的に狩ることができるようになる
史実
1960年代、当時自衛隊の採用していた60式装甲車はベトナム戦争での米軍の戦訓に照らしたところ、いくつもの欠点が判明した。具体的には機動力が低く、水陸両用では無く、NBC兵器に対する防護システムも無いといった点である。三菱重工業をはじめとする日本の防衛産業各社は、これらの欠点の一部を解消するための試験を1964年から開始。1967年には防衛庁が新たな装甲兵員輸送車の設計要件を定め、車両部品製造のため三菱ほか企業数社に連絡を取る。
最終的に三菱と小松製作所に対し、装甲板に鋼鉄とアルミニウムを使用したテスト用の試作車両(SUB)をそれぞれ計4両発注。そして、三菱の試作車SUB-Iと、小松の試作車SUB-IIを比較試験した結果、三菱のアルミ製の試作車両SUB-I-IIが、その後の73式装甲車の生産型の基礎に最も適した設計として採用されることとなる。
他にもさまざまなテストを実施し、その中にはゲームに実装されたラインメタル社製Rh202 20mm機関砲搭載車両SUB-I-IIも存在していた。しかし、以下のような技術的問題とコストの増加により、20mm機関砲搭載車両の本格生産を断念している。
○技術的問題 :Rh202は射弾散布が大きすぎた。ただし対空射撃には有効だった。
○コストの増加:日本がRh202の国内ライセンス生産にこだわったのに対し、ラインメタル社が法外なライセンス料を吹っ掛けた。
小ネタ
長らくネット上では20mm搭載型は小松製だと信じられており、提案フォーラムやWikipediaでは「20mm搭載型は小松製73式装甲車試作2号車(SUB-II-II)」と記載され続けていた。後述するが、これ自体は間違いではない。
しかし、DMM GAMESと月刊パンツァーが共に追跡調査した結果、20mm搭載型として知られていたのは制式採用された三菱製73式装甲車試作2号車(SUB-I-II)であり、追加装備の試験で20mmを搭載していた事が判明している。
正確には小松製にも20mmは搭載されているのだが、三菱製が追加装備で20mmを搭載したのに対し、小松製は最初から20mm装備の銃塔を搭載していた、という違いがある。このため小松製はむしろ歩兵戦闘車に近い外見だった(参考画像)。
なお、当の小松製SUB-IIは75式130mm自走多連装ロケット弾発射機の車体として再利用された。また、20mm銃塔搭載のSUB-II-IIは現在、茨城県の陸上自衛隊土浦駐屯地に保存展示されており、銃塔もそのまま搭載されたままとなっている。ただし、20mm銃身は取り外されているので要注意。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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