イタリア RankI 軽戦車 M13/40(III)
概要
イタリア元初期戦車その2
基本スペックは元初期戦車はどちらも同じだが、何故かこちらの方が装填速度が倍近く速い完全上位互換。速射性が上がったことにより、強引な突破や接近戦にもある程度対応できるようになり、結構強い。しかし低めの機動力は相変わらずなのでその辺は気を付けよう。
車両情報(v1.85)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
車両購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | - |
エキスパート化(SL) | 1000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 80 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.7 / 1.0 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.1 |
最大修理費(SL) | フリー |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 13.3⇒21.8 / 8.3⇒11.6 |
俯角/仰角(°) | -15/25 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 3.8⇒2.9 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 25 / 25 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 25 / 25 |
重量(t) | 13.6 |
エンジン出力(hp) | 163⇒200 / 93⇒105 |
1,800rpm | |
最高速度(km/h) | 35 / 32 |
実測前進~後退速度(km/h) | 35 ~ -5 / 29 ~ -4 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 81 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 47mm 47/32 mod.35 cannon | 87 |
機銃 | 8mm breda mod.38 machine gun x2 | 3048 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
47 mm 47/32 mod.35 | Granata Perforante mod.35 | APHE | 1.5 | 0.03 | 630 | 55 | 52 | 41 | 30 | 22 | 17 |
Granata Perforante mod.39 | APBC | 1.44 | 0.03 | 630 | 54 | 52 | 46 | 39 | 33 | 29 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 450 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 300 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 540 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | 720 | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
説明欄は勝手に和訳しています。作中では既定以外「Standard ~(名称)」と表記されています。
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
Grey-Green camouflage | |
条件 | 撃破 14 / 200GE |
説明 | 標準的な単灰緑色迷彩 |
Tricolor summer camouflage(blots) | |
条件 | 200GE |
説明 | 標準的な夏季三色迷彩 |
Bicolor summer camouflage(blots) | |
条件 | 200GE |
説明 | 標準的な夏季二色迷彩 |
Tricolor desert camouflage(blots) | |
条件 | 200GE |
説明 | 標準的な砂漠三色迷彩 |
Bicolor desert camouflage(blots) | |
条件 | 200GE |
説明 | 標準的な砂漠二色迷彩 |
Winter spotted camouflage | |
条件 | 撃破 20 / 200GE |
説明 | 標準的な冬季斑点迷彩 |
研究ツリー
解説
特徴
基本的にはM13/40(I)と変わらないため運用上の注意はほとんど一緒である。
しかし速射性が上がったので攻撃的な運用も可能になり、ほぼ上位互換なので普段はこちらを使う事になる。
車体が揺れやすく人により癖の強い車両なため、総じてはまれば強いというタイプである。
【火力】
装填速度が4割近く短くなっており(装填速度3秒から2秒台)手数で攻める事が可能になった。特に多数の敵攻勢に対して、次弾装填の隙を突かれることなく対処できるようになったのは大きい。装弾数が17発減っているが、元々十分な数が積まれているので問題はないだろう。
近距離はともかく500m以上の中~遠距離射撃では弾がばらつくのでそれが不満に思うこともあるだろう。また揺れやすい車体のせいで飛び出し撃ちは苦手である。飛び出して撃つのなら一呼吸おいて揺れが落ち着くのを待つか、多少ぶれるのを覚悟するなら微速で前進して揺れを最小限にするのを薦める。
貫徹力は10mで54㎜~55㎜(弾の種類による)と垂直部分を撃ち抜くには不足はないだろう。ただし、昼飯の角度を取られる、着弾した時の角度が甘いなど弾かれやすい数値であることは頭に入れておいた方がいい。貫徹すれば十分な炸薬は入っているので加害性は高めである。
初期の砲弾のGrnata Perforate mod35(APHE)は最大貫通力55㎜だが500m以降の威力は下がる。研究して使えるGrnata Perforate mod39(APBC)では威力減衰しづらくなっているので切り替えていけば、中遠距離でも撃破しやすくなると思われる。
同格には不足がない貫通力だが、ボトムマッチで50㎜超えの装甲もちには抜けない場面が多い。側背面を取る、砲身を壊すなどしてなんとか対抗するしかない。
俯角-15度と地形を利用した戦い方も得意とする。厚い砲塔正面装甲を活かしたハルダウンも可能である。
【防御】
M13/40(I)から砲等天板に(本来は俯角用の)四角い出っ張りが追加されているが装甲の判定はなく、違いは全くない。
何気に車体フェンダーが前半部のみを残して省略されているが、構造用鋼4㎜の違いはよく見ないと分からない程度の差である。砲塔正面はカタログスペック45mmとこのランク帯では厚い装甲をしているので砲塔正面を出してハルダウンすることができるだろう。
車体は装甲が30mmしかない。しかも、車体正面中央~左側部分は垂直面になっており、正面で撃ち合う際に急所になりやすい。昼飯の角度などで多少防御力は上がるが過信はできない。
側面、背面は装甲25mmと薄く垂直な部分が多い。狭い車両前部に搭乗員が集中しているので搭乗員4名中、2名以上が気絶するということもざらである。うまく車体を隠しながら、側面、背面を取られないようにするという基本的を守った立ち回りをしたい。‐33発すれば砲塔の弾薬が消え誘爆しなくなる。
【機動性】
M13/40(I)と変わらない。最低限の機動性はあるが、加速が悪い上に、馬力不足である。他国の軽戦車、快速戦車には遅れて到着することはよくあるので戦況を見ながら適所に移動したい。
ABの平原で最大35㎞/h出る。12㎞/hから20km/hまではすぐに加速していき、20㎞/h以上は緩く加速していく。
馬力不足が原因で登坂は苦手。ちょっとした窪地に入り動きが鈍くなるというのが本車あるあるである。
平原での旋回性能はいいほうで超信地旋回こそできないもの3km/hと早い方である。
後進速度はー5km/hと遅めである。
史実
1940年にイタリア陸軍機甲総監に就任したフェロレト将軍は、装甲車両の近代化計画を推進した。M13は、その計画の中核戦車で、M11/39を改設計したものである。
M11/39は、砲塔に機関銃、車体前面に主砲を搭載する自走砲的なスタイルであったために射界の狭さなどが欠点であったが、主砲の回転砲塔(イタリア戦車初の(油圧式)動力旋回砲塔)への搭載によってそれを改善した。また、主砲はより性能が向上した47mm砲とし、装甲厚も最大40mmへと増加した。連装機銃は車体へ移され、乗員の数も1名増えて4名となった。エンジン出力は105hpから125hpに増加したが、これでも重量の増加に対し不足気味であった。
こうして、速力を除けば完全にM11/39を凌駕した性能を持ったM13は、1940年にM13/40として制式化された。
しかし、初期型が配備された北アフリカ戦線では砂漠用防砂フィルターが装備されていなかった車両が多かったため、エンジンの故障が多発し、1個中隊がしまいには1個小隊規模になってしまうありさまだった。また、砲塔に換気装置を持たず、逆流した発射ガスが充満するため、戦闘中にハッチを空けておく必要があった。その後、エンジン出力125hpから145hpに強化されたM14/41が登場。これは、ラジエーターグリルのスリットが車体に対して縦方向だったものが横方向に変更された以外、外見上M13/40との区別がつかない(しかも、初期の物はM13/40と同じ)。
性能に関しては1941年ごろまでは第一線で運用できるレベルだったが、そのあとは徐々に優位性が奪われていく事になる。M13/40単体では800両程度が生産されたが、車台は自走砲にも使用されたものを含めると2,000両近くが生産されている。
M13/40は足回りに問題はあったが、車台は自走砲に使用されるなど、名実共にイタリア軍戦車戦力の主力であった。
余談だが、このM13もM11と同じくオーストラリア軍に鹵獲され、識別のためカンガルーのシルエットをペイントのうえ使用され、同じタイプの戦車が撃ち合うという事態が発生している。
小ネタ
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外部リンク
コメント
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