ソ連 RankVI 中戦車 T-64A(1971)
概要
1.71"New E.R.A."で実装された、ソ連初のRankVIにして初の複合装甲(Composite armour)を備えた戦車である。
昔はKE(運動エネルギー弾/AP)やCE(化学エネルギー弾/HEAT)に対して高い防御力を誇り、実装されている多くの砲では貫通は困難を極めていた
車両情報(v1.71)
必要経費
必要研究値(RP) | 390000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 1010000 |
乗員訓練費(SL) | 290000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2600 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 9.3 / 9.3 / 9.0 |
RP倍率 | 2 |
SL倍率 | 1.4 / 1.6 / 1.9 |
最大修理費(SL) | 12460⇒*** / 17200⇒*** / 17640⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 11.9⇒**.* / 11.9⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -6/14 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 9.2⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 85 / 45 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 180 / 150 / 65 |
重量(t) | 38.0 |
エンジン出力(hp) | 1085⇒*** / 619⇒*** |
2,800rpm | |
最高速度(km/h) | 67 / 61 |
実測前進~後退速度(km/h) | 57 ~ -4 / 41 ~ -4 |
最大登坂能力(°) | 40⇒*** / 40⇒*** |
視界(%) | 73 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 125 mm 2A26 cannon | 1 | 37 | ** |
機銃 | 7.62 mm PKT machine gun | 1 | 2500 | - |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
125 mm 2A26 | 3BM9 | APFSDS | 3.6 | - | 1,800 | 321 | 317 | 303 | 285 | 268 | 249 |
3BM15 | APFSDS | 3.88 | - | 1,780 | 440 | 430 | 420 | 410 | 405 | 400 | |
3BM22 | APFSDS | 4.83 | - | 1,760 | 425 | 420 | 415 | 405 | 392 | 380 | |
3BK12M | HEATFS | 19.0 | 2.53 | 905 | 440 | ||||||
3OF19 | HE | 23.2 | 3.15 | 850 | 35 | ||||||
3OF26 | HE | 23.0 | 5.24 | 850 | 42 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 25000 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
3BK12M | |||
II | サスペンション | 22000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
3BM12 | |||
III | フィルター | 41000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 32000 | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
ESS | |||
砲撃支援 | |||
Rangefinder |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
三色迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色欧州迷彩 |
三色砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色砂漠迷彩 |
二色砂漠迷彩 | |
条件 | 910撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な二色砂漠迷彩 |
変形砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 1977年以降の変形三色砂漠迷彩 |
変形森林迷彩 | |
条件 | 490撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 1977年以降の変形三色森林迷彩 |
変形冬季迷彩 | |
条件 | 700撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 1977年以降の変形三色冬季迷彩 |
フィンランド夏季迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 1981年以降のフィンランド陸軍の三色夏季迷彩 |
研究ツリー
前車両 | T-10M |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | T-64B(1984) |
解説
特徴
ソ連戦車の中では、152mm砲と130mm砲に次いで大きい125mm滑腔砲を搭載する。また、側面にはみ出すように付けられている増加装甲が特徴的である。
【火力】
搭載された125mm滑腔砲は、同じ世代のT-62の装備する115mm砲より口径が大きくなっているが、自動装填装置のおかげで素の状態でもリロードに10秒かからない。
最初からAPFSDSが使用可能な為、複合装甲や爆発反応装甲持ちにも苦戦することは少ない。装弾数も37発であり、不足はないが調子に乗ってぶっ放しているとすぐに少なくなってしまう。弾数に少しだけ気をつかおう。特徴であり頭痛の種である自動装填装置は28発格納だが、28発撃つと死ぬほど遅い装填作業が待っている。T-64の後退速度を考えると生存が絶望的になるため、後述の榴弾を使用する際は配分と残弾管理に注意が必要だ。
本車両からの特徴として榴弾が強力なものに置き換わっている。史実の『HE-FRAG』と呼ばれる破砕効果を強化したもので、砲塔上部構造物や砲塔前方下部に命中すれば天板を撃ち抜き車内を破壊し尽くすなど非常に強力なものになっている。
反面、かつて格上殺しとして猛威を奮った大口径榴弾ほどでもないにしろ効果が不安定であり、相手車両の形状次第では効果が見込めないことがあるため注意。
また、砲弾のそのもののスペックは低く、HEの特性上壁抜きや空間装甲、炸裂した破片が天板を撃ち抜くようにスペックの低い砲弾で狙い撃たなければならないなど運用面で他より制約多い。(具体的には周りが1000m/sを遥かに超える砲弾を撃ってくる中で、障害物に無力化される戦中戦車レベルの弾速と照準難度の砲弾を取り扱わなければならない)
【防御】
これはまさに圧倒的といえるだろう。車体装甲が一見すると頼りない数値に見えるが、複合装甲を採用したことで、その防御力は計り知れないものになっている。化学エネルギー弾に対しては450mm相当、運動エネルギー弾に対しては305mm相当の装甲を持っていることになり、APFSDS以外には抜かれないものと考えていい(ただし、チーフテンのAPDSは貫徹力が400mmを超えているので注意)。砲塔装甲はさらに強化され、運動エネルギー弾に対しても400mm相当の装甲厚を発揮する。側面に張り出ている装甲も、斜めからこっち目掛けて飛んでくる化学エネルギー弾に対して防御力を発揮し、車体への貫徹を防いでくれる(運動エネルギー弾には効果がないうえ、被弾すると取れる)。
とは言え、弱点もある。まず第一に車体装甲なのだが、車体正面下部には複合装甲がないので容赦なく抜かれることと、側背面装甲は傾斜も無いので非常に薄っぺらいことである。車体下部は面積が狭いので晒す機会は少ないだろうが、側面が薄いのは致命的である。HVAPベルトを装填したゲパルトとType 87にもぶち抜かれる。できる限り、孤立化は避けたい。次に、砲塔装甲である。砲塔の複合装甲は後部と上部を除いた大半をカバーしてくれているが、砲身付け根付近の左右には無いため、ここだけはどうしても薄くなっており(とは言え傾斜のおかげで300mm以上はあるが)、100mmしかない部分も範囲は狭いが存在している。砲塔を振るなり車体を動かしていればまず抜かれないが、一応注意してもらいたい。
そしてソ連戦車お馴染みの、狂気としか思えない弾薬と燃料タンクの配置である。燃料タンクの配置はまだいいとして、弾薬の配置が完全に危なく、砲塔直下に綺麗に円状に並べられているのである。先に述べたように、側面はかなり薄いので、ここを撃たれようなものなら砲塔がびっくり箱のようにすっ飛んでいく。
【機動性】
T-64単体で見れば特にこれと言った不満点はない。ただし、他国戦車は遥かに超える展開力を持っているため常に迂回される危険性があるほか、対応が後手に回ることが多い。特に少数乱戦になりやすい終盤だと厳しい。また、後退速度が4km/hとガタ落ちしているので、一度突出すると基本的にはやり直しができず、占領などでは完全に周辺をクリアしなければ生き残るのも難しい。
史実
ソ連が1960年代初頭に開発したMBTである。ハリコフ機械設計局にて設計され、1964年より生産を開始。主砲換装、電動遠隔操作式銃架や赤外線投光器搭載などを行った改良型であるT-64Aは1969年から1976年にかけて製造された。特に本車両は1971年以降の小改良型である。
自動装填装置、大口径の125mm砲(最初期のT-64は115mm砲を搭載)、複合装甲、ステレオ光学式の照準器など最新技術がふんだんに盛り込まれ、当時としては非常に先進的な戦車であった。エンジンは小型ながら700馬力の出力を持つ対向ピストン型のディーゼルエンジン、5TDFを搭載した。前任のT-62と比較して大幅に性能が向上したものの重量は36トンと非常に軽く、最高速度は路上65km/h、路外30~40km/hと高い機動性を実現した。総じて、T-64は当時の戦車としては非常に高性能であり、後の第三世代MBTのコンセプトを先取りしていたと言えるだろう。
しかしながら、革新的な装備は高価で、機械的信頼性の低さにより兵士からの評判は芳しくなかったとされている。
ただし、これらの評価はT-64の低率生産が終わり、T-64A以降の本格生産後には改善された部分が多い。
また、自動装填装置の可動範囲が広く、搭乗員が腕を巻き込まれ最悪の場合死亡する可能性があったが(いわゆる「人食い戦車」)、これはT-64搭載の自動装填装置6ETs10での話であり、本車、T-64A搭載の自動装填装置6ETs15では改善されている。
ソ連の戦車としては珍しく、同盟国・友好国に供給が行われなかった。
評価には微妙にケチもついている本車ではあるが、新機軸を盛り込んだ高性能戦車であることは確かだった。同世代の西側MBTと比較しても、その先進性は凄まじい。
先述した欠点から失敗作と評されることもあるが、1万3000両弱の大量生産がされ、2020年代になってもロシア、ウクライナなど旧ソ連構成国の他、コンゴのように経済的・工業的に弱体な途上国でまで輸出・運用が行われていることを鑑みるに、それはいささかアンフェアな見方と言えるだろう。
装甲や火器、そして自動装填装置のレイアウトは本車以降T-90まで一貫して受け継がれており、T-44と並ぶ、ロシアの戦車開発史における重要なメルクマールである。
小ネタ
車体側面部にある左右4枚ずつの板。これは、対HEAT弾用の展開式エラ型補助装甲である。ロケット弾やHEATFSによる前方側面からの攻撃を補助装甲によって減衰させ、車体側面へのダメージを低減させるべく発案・導入された。
しかし展開中は側面から見ればガラ空きになってしまうことや、展開するための車体取り付け部が脆かったことから期待通りのパフォーマンスは発揮されなかった。T-72戦車にも装備されたが1970年代後半には姿を消していった。
本ゲームでは展開状態で維持されており、史実では、後方に折りたたむことができた。車両を斜め前から見ると、シュルツェンのように、車体側面が隠れるのが確認できるだろう。
出典:T-64中戦車-戦車研究所
外部リンク
コメント
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- バトルレート8.7って事は格下7.7か…妥当だよね -- 2017-09-18 (月) 22:48:32
- どこがどう妥当なのか教えてくれるかな() -- 2017-09-19 (火) 02:33:59
- 流石にこれ以上BR上げたらマッチング(主に時間)大丈夫か?って事とだからといってこれ以上、下げたらホント次元が違うぐらい地獄だし…と、こんなもんかね。まぁ僕個人としてはアメリカで1、2試合やった所あまり気にはならなかった。逆にアメリカ以外の国はどうだろうか?厳しい? -- 2017-09-19 (火) 02:55:44
- あぁそうだm60a1RISE m60a1 MBT-70持って行ったと言うのがでかいよな絶対(苦笑い)7.7の連中が苦しいのはわかるけど仕方ないだろうな… -- 木主 葉主? 2017-09-19 (火) 03:02:36
- 格下からすりゃあ、HEATFSが最後の頼みの綱だったのに、それを(砲火調整付いてるにも拘らず劣悪な砲精度も相まって) -- 2017-09-19 (火) 08:23:05
- 誤爆失礼。 それを、取り上げられたに等しいもんだから、有効な対抗策がなくてしんどい。4両撃破、プレ垢・ブースターで勝利しても赤字にしかならんって何よ・・(もはやタダの愚痴) -- 2017-09-19 (火) 08:25:33
- どこがどう妥当なのか教えてくれるかな() -- 2017-09-19 (火) 02:33:59
- 125mm滑腔砲か......ミサイルがない初期型でホッとしてる -- 2017-09-18 (月) 23:04:21
- 後退に目を瞑ればかなりいい戦車ではある 1800mm毎秒はすごいね -- 2017-09-18 (月) 23:38:46
- 時速6.48kmで飛ぶ砲弾か。そりゃ凄い。抱えて走ったほうが速いぜ! -- 2017-09-19 (火) 07:57:32
- オソ -- 2017-09-21 (木) 02:40:07
- 側面のヒラヒラしたのって何? -- 2017-09-18 (月) 23:49:24
- 対HEAT弾用の空間装甲 -- 2017-09-19 (火) 02:37:35
- ケツの丸太…装甲として機能してて100ミリあるww -- 2017-09-18 (月) 23:58:31
- さすが丸太だ、なんともないぜ! -- 2017-09-19 (火) 00:33:54
- 一方SU-85君の丸太は... -- 2017-09-19 (火) 00:54:57
- きっと彼岸島製なんだろう… -- 2017-09-19 (火) 07:53:05
- 史実の写真でけぇよホセ!ということでザックリ50%カット -- 2017-09-19 (火) 00:50:19
- 史実にちょっと追記 -- 2017-09-19 (火) 02:42:14
- お前、、、ランクⅤだったのか。 -- 2017-09-19 (火) 01:16:03
- とりあえずミサイルが車体上部に直撃しても車体内部に被害がほぼ出ない事を確認 尚砲塔や車体下部は普通に貫通する模様 -- 2017-09-19 (火) 08:25:06
- HESH・APDS「・・・・・・」 -- 2017-09-19 (火) 08:27:06
- 強すぎる。側面からHEATSFを5発くらいぶち込まないと倒せない -- 2017-09-19 (火) 12:08:09
- 正面からでも一応抜けるは抜けるが、少なくとも実戦で狙えたものじゃないから、友軍誘導弾かキルストでやるのが最適解だと思われ -- 2017-09-19 (火) 13:23:42