イギリス RankII 戦闘機 ハリケーン Mk.I/Late
概要
イギリスのランクI戦闘機ランクII戦闘機。
7.7mm機銃を両翼に4挺ずつ備えており、数こそ正義他国とは違った方法で火力が上がっている。現状小口径機銃の焼夷弾の威力が高く、機銃数の多さと相まって武装はなかなか強力である。重装備にかかわらず他の単葉機よりちょっと曲がらない程度なので格闘戦も案外こなせる。
ただ翼内機銃の性と言うべきか、一点への攻撃は収束距離の設定によっては難しいものになるだろう。出撃前は収束距離を自分が一番撃ちやすい距離へ設定してから出撃しよう。
またSBにおいてはスピン後の復帰が非常に難しく、いわゆる初見殺しの機体となっている。
また初心者がBR2.7の戦場に行ってもあまり活躍は望めないのでソードフィッシュなどである程度練習を積むことをおすすめする。
なおABキルスト戦闘機に設定されているがVer1.79頃からHUDが表示されないという不具合が続いている。
撃っても撃たれても一切表示が出ない為注意が必要。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 4000 |
---|---|
機体購入費(SL) | 2100 |
乗員訓練費(SL) | 600 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.7 / 2.3 / 2.0 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.2 / 0.8 / 0.6 |
最大修理費(SL) | 400⇒476 / 1250⇒1487 / 1070⇒1273 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 495⇒520 / 486⇒508 |
(高度5410m時) | |
最高高度(m) | 10700 |
旋回時間(秒) | 17.8⇒16.2 / 18.1⇒17.0 |
上昇速度(m/s) | 15.0⇒18.4 / 14.9⇒16.6 |
離陸滑走距離(m) | 350 |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | 1.32 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
銃手(人) | *** |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 7.7mm ブローニング | 8 | 2800 | 翼内 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 費用(SL) |
---|---|---|---|
7.7mm ブローニング | Default | T/AP/AP-I/ボール/ボール/I | - |
Universal | T/AP/AP/AP-I/I | 2 | |
Tracers | IT/AP-I | 2 | |
Stealth | AP-I/AP-I/I | 3 |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 510 | *** |
ラジエーター | |||
7.7mm弾薬ベルト | |||
II | 機体 | 740 | *** |
III | 主翼修理 | 1230 | *** |
エンジン | |||
新しい7.7mm機関銃 | |||
IV | カバー交換 | 2500 | *** |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 英国空軍の標準的な二色夏季迷彩 |
ポーランド空軍迷彩 | |
条件 | 50撃墜/撃破(AIを除く) |
説明 | 英国空軍の標準的な二色夏季迷彩 ポーランド空軍所属機 |
艦隊航空隊迷彩 | |
条件 | 実績*1を獲得 |
説明 | 英国海軍の標準的な二色洋上迷彩 英国海軍 第800飛行隊所属シーハリケーンMk.Ib シリアル番号:AF955,7-E パイロット:リチャード・ジョン「ディッキー」コーク大尉 (1942年 HMSインドミタブル92) |
研究ツリー
前機体 | Fury |
---|---|
派生機体 | --- |
次機体 | Hurricane Mk II |
解説
特徴
胴体に布を利用しているため被弾での機動面での性能低下が非常に強い。
--加筆求む--
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
自軍の基地方向へ向かって上昇し、やってくるであろう爆撃機の迎撃をする。相手もまだ初心者が多いため、反撃しようとして巴戦でも仕掛けて来ようもんならコチラは一方的に殴れる。流石に機動力は双発機には負けていないので上から被せてM2で黙らせよう。曳光弾ベルトにしていればより燃タンに火がつきやすくなるとともに撃墜しやすくなる。時間をかけすぎると銃座に落とされるもしくは他の戦闘機が駆けつけるため迅速に仕留めよう。機銃手をピンポイントに狙えのもアリ。初期の爆撃機は薄い機体が多いため保身に走りながら攻撃するのもテである。
【シミュレーターバトル】
カタログスペック上はSpitfire Mk Iの下位互換ながら、実際に乗ってみると素晴らしい前下方視界と十分な安定性により、スピットファイヤより圧倒的に扱いやすく、特に初心者の場合はこちらのほうが間違いなく戦果を稼げる。
また、BRが2.0と低く、ランク1で出せてしまうのも魅力。
ランク1戦場で出すかランク2戦場で出すかによってかなり立ち回りが異なる。
対峙する相手のほとんどが600馬力や800馬力などの1000馬力未満のエンジンで飛ぶ中、堂々の1200馬力エンジンを振り回せる。
これにより圧倒的とまでは言えないもののかなりの快速を誇り、対峙する相手は複葉機や2トン級の超軽量な単葉機ばかりと本機よりもほとんどが曲がるため、一撃離脱機として運用すべきである。
武装も7.7ミリ機銃8門とランク1ではかなり重武装の部類で、視界の良さと敵機も脆さもあって、撃墜はさほど難しくはないだろう。
もしも格闘を行う場合、横に回っても勝ち目はないので、相手の馬力の無さと火力の低さ利用し、事前にエネルギー優位を稼いでおいて、縦方向に長く引っ張って相手を失速させるように格闘を展開する方がよいだろう。
ランク2SBECにおける最重要事項として、初心者のうちは日本が敵に居る場合は出してはならない。
というのも、日本の主力戦闘機である零戦・隼・飛燕の三機が旋回力・速力・加速力・安定性すべてにおいて本機と同等かそれより上という上位互換ぶりであるため、事前の立ち回りによるエネルギー差や腕前の差がかなり無いと勝ち目がないためである。
これは鹵獲日本機を主力とする中国が相手に居る場合も同じ。
基本的に対ドイツ・イタリアのみのマッチで出していくことになるだろう。
さて、ランク1においては一撃離脱機だったが、ランク2での速力は最低クラスなので、優れた旋回力と安定性を生かして格闘戦闘機として戦っていくことになる。
ドイツのBf109E型でもイタリアのRe2001相手でも、戦闘フラップを使われなければ勝てるが、フラップを展開されてしまうと旋回力で追いつかれてしまうため互角の戦いになってしまう。
こちらが対抗してフラップを開こうとしても268Km/hという低速で破損してしまうため、縦旋回に持ち込んでループの頂点でフラップを開いて旋回力を上乗せしたり、事前の立ち回りでエネルギー優位を確立したりと工夫したい。
また、FW190A-1やHe100が一撃離脱を徹底してくるとかなり厳しい戦いになる。相手との速度差が100Km/h近いためまず追いつくことはできない。
攻撃を避けて相手が離脱するまでのわずかな時間でカウンターを入れるか、もしくは水平飛行でエネルギーを温存しておき、相手の攻撃に合わせて機首を向けヘッドオンに持ち込む等で対抗したい。
史実
「ハリケーン(Hurricane)」は、イギリスの「ホーカー・エアクラフト(Hawker Aircraft)」によって開発され、イギリス空軍等で使用された戦闘機。
1930年代初頭、ジョーフリー・サーモンド大将がイギリス空軍司令官に着任すると、防空戦闘機の交代を計画。この頃のイギリス軍の主力戦闘機といえば同社開発の複葉戦闘機フューリーだった。
防空戦闘機の交代計画に沿って発行された要求仕様書「F.7/30」の内容は、「全金属製、最高速度400km/h、7.69mm機関銃4丁」というものだった。しかし世界恐慌の真っ只中で軍事費も削られていく中、採用されたのはグロスター社開発の複葉戦闘機グラディエーターだった。
1934年、財政に余裕のあったロールス・ロイス社が新型エンジン「PV.12」の開発に成功。これを契機に、ホーカー社はフューリーを単葉機化、高性能化するというコンセプトのもと、シドニー・カム設計士の主導により設計を開始。1935年までに設計案が提出され、航空省もホーカー社の計画に合わせて要求仕様書「F.36/34」を発行。同年2月21日に試作機の製作が許可された。1935年11月6日に試験機が初飛行。同月にこの機体は「ハリケーン」と命名された。
最初の生産型ハリケーンMk.Iが1937年10月12日に初飛行。イギリス空軍はこの結果をもとに、Mk.Iを1,000機発注した。
この機体は主翼や胴体には木材や帆布が多用され、エンジンやコクピット周りは鋼鉄パイプをアルミニウム合金で覆った構造。ハリケーンの4か月後に登場したスーパーマリン社開発の戦闘機スピットファイアと比べて旧式と言わざるを得ないものだった。しかし、この機体はかつての主力戦闘機フューリーをもとに設計されたということもあって、工場はすぐに生産の転換を完了することができた。また、それまでの機体に操縦性も整備性も似ていた本機は兵士や整備員にも歓迎された。それでいながら性能は複葉機よりも大きく進化したとあって、本機の評価は非常に高かった。
1937年12月、ハリケーンMk.Iの後期生産型であるハリケーンMk.IAの実戦配備が開始。第二次世界大戦が始まった1939年9月1日には19の飛行隊がハリケーンへの転換を完了させていた。
しかし複葉機の流用機体には限界があり、次第にドイツ軍の戦闘機に圧倒されていった。そのため、対空戦闘は性能で勝るスピットファイアの任務となり、ハリケーンは対地攻撃機や偵察機、練習機として使われることが多くなった。しかし生産性でスピットファイアに勝る本機は、イギリスの保有するたくさんの植民地を守るための戦闘機として多数の機体が配備され、太平洋戦線などで終戦まで活躍することとなった。
また、シドニー・カム技師の堅実で余裕のある設計のおかげで派生型も多数存在する。対地攻撃機として活躍したMk.II、40mm機関砲や爆弾、ロケット弾などを搭載したMk.IV、さらに艦上戦闘機に改造されたシーハリケーンなどがこのゲームにも登場している。
ハリケーンの生産はカナダの企業やグロスター社などに移されながら生産が続けられていたが、1944年にとうとう生産が終了。総生産数は14,000機にのぼった。性能ではスピットファイアに劣る本機ではあるが、その堅実な設計はありとあらゆる空でイギリスを守った。最終的にはスピットファイアよりも多くの敵機を撃墜した。
小ネタ
ハリケーンMk.I初期型の尾輪は実は引き込み式だったのだが、途中からこの引き込み機能は廃されている。これは当時行われた試験などから「尾輪は出したままの方がスピン回復特性が多少改善する」とされたためである。ただ、更なる風洞実験を行った結果、実際は尾輪の有無はスピン回復特性にはそこまで寄与しないことが判明した。
そのため本機のスピン回復特性の更なる改善策として、「胴体後部から方向舵部までフェアリングを追加する」とした措置がとられた。新規生産分は61号機目からこの改善が施され、それ以前に生産された分の機体も順次同様の改修が施される事となった。
ちなみにこの改修はゲーム内でも再現されており、機体後部の下側にある白い突起状の物がフェアリングである。
ハリケーンの派生型の1つに、短距離離陸実験型の機体が存在する。これはハリケーンを複葉機にしたような外見の機体で、離陸後に十分な高度に達すると2枚ある主翼のうち上側だけを切り離して単葉機にトランスフォームするという何とも紅茶のキマったユニーク機構を備えていた。ただこの機構は上手く作動せず、また離陸距離自体もそこまで変わらなかったため、結局お蔵入りとなってしまった。
ハリケーンは性能だけでなく、機体の整備等も考えられた作りとなっている。この頃の戦闘機はこれまでの木製とは異なり、鋼管同士を溶接するフレーム構造で作られているものが主流となりつつあった。しかし溶接で組み立てていては時間がかかるうえ、溶接のための設備がなければ本格的な整備や修理を行うことはできない。必然的にそれは、前線の溶接設備を持たぬ基地では、機体の整備を行うことができないということになる。
そこでハリケーンでは、鋼管同士を溶接ではなくボルトやリベット等で機械的につなぐ方式がとられている。結果溶接設備の無い前線でも維持や整備が簡単に行えるようになった。
この方式は設計者シドニー・カム氏と溶接技術者でもある経営取締役のフレッド・シグリスト氏によって技術特許が取得されている。
ちなみに特許名称は「航空機の胴体における骨格構造」で、米国での特許番号は1691362、英国での特許番号は286482。
外部参照:「シドニー・カム物語」
英国では有名人が住んでいた家などに、その人を象徴するようなものが彫られたプラーク(表札)が飾られている場合が多い。シドニー・カム氏も例外ではなく、かつて彼が住んでいた家にはハリケーンが彫られたプラークが設置されていた。
ところがこのプラーク、家の建替えをした際に取り外されそのまま行方不明になってしまい、現在に至るも発見されていない。
小ネタNo.1~No.3 参照・参考
「世界の傑作機No.182」ホーカー・ハリケーン
過去の修正
外部リンク
コメント
【注意事項】
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- 7mmでも複葉とかけっこう燃えるから強い。ちょっと使って2デス27キル出したし -- 2016-12-26 (月) 19:52:40
- イギリスの7.7は曳光ベルトが焼夷弾マシマシだしな -- 2016-12-26 (月) 20:18:58
- なんかこいつ微妙に傾くんだけど… -- 2016-12-31 (土) 21:28:05
- 弾薬ベルトステルスでよかですか? -- 2017-01-13 (金) 17:02:37
- 個人的にはすべての弾に焼夷効果のあるトレーサーベルトが良いかと思います -- 2017-01-13 (金) 18:49:04
- 自分がまだ下手くそなんだろうけど、この子で全然敵を落とせない…。弾薬は曳光弾でいいのかな?敵の複葉機にしこたまぶち込んだのにピンピンしてたのには参った。あと集束距離ってどんくらいが良いのかな? -- 2017-02-05 (日) 00:35:40
- 曳光弾は光ってるだけゾ、汎用ならバンバン落とせる -- 2017-02-23 (木) 00:12:12
- 曳光弾はすぐ燃えるけど、破壊力はないな。汎用は燃えるは燃えて、パイロットキルと、部位の破壊どちらも出来る。私は曳光弾使っとる。このランク帯で使うなら曳光弾でいいか。 -- 2017-03-01 (水) 15:51:47
- 艦隊航空団迷彩スキンの開放条件が実績×2に変更されてたけど、どんな実績を挙げればいい? ドイツ機12機とイタリア機8機撃墜というのを2倍達成すればいいの? -- 2017-02-21 (火) 18:31:02
- 実績の仕組みが判明。ドイツ機12撃墜で1/2到達、イタリア機8撃墜で1/2到達、両到達で2/2となり達成とのこと。進捗状況が判り難い仕様 -- 2017-02-24 (金) 15:41:33
- 7.7mmの運命か、決定打に欠ける -- 2017-02-23 (木) 00:12:48
- やり方の問題かもしれんが一撃離脱の離脱が厳しい。降下で600キロ稼いで一撃加えてそのまま再上昇しようとしてもエネルギー保持が最悪なので速度乗らず、すぐ後ろとられる。ちなみにABです -- 2017-02-27 (月) 12:16:43
- この機体速度あると300キロ程度の時より曲がるので相手の機体にもよるが格闘戦してもいいんじゃないか?でもすぐ速度無くなるので勝ち目ないと思ったら、味方の方に逃げる。この機体で一撃離脱は複葉機ぐらいにしか通用しないと思う。釣り上げとか -- 2017-03-01 (水) 15:59:36
- ABならわざと宙返り中に失速させて反転させるとか、軌道軸ずらして敵弾回避(斜めに飛ぶ等)しつつ敵をオーバーシュートさせて撃つとか。同レベル帯なら新人だらけだから小手先の技でなんとでもなると思う。ふるーいエスコンで機動慣れてたから俺は比較的楽にできてるけど他の人はどうなんだろうか? -- 初めて間もないド素人? 2017-04-19 (水) 12:17:57
- 日本機からこいつ使ってみたけどめっちゃ落とせるな -- 2017-03-05 (日) 01:11:29
- ABのランク1で旋回性能と火力があるから敵のテクニックがなければ余裕で落とせる -- 2017-04-04 (火) 18:45:46
- 対戦闘機では英国の右に出る者は無しと言うことを分からせてくれる機体。尚、中爆やら重爆にはかなり難ありだが、そういうのは次の40mmハリケーンや20mm装備のスピットに任せるのがベター -- 2017-04-05 (水) 10:08:17