Ha-Go

Last-modified: 2024-04-09 (火) 18:58:05

日本 RankI 軽戦車 Type95 Ha-Go / 九五式軽戦車 ハ号

shot 2016.12.24 16.58.32.jpg

概要

Ver1.65にて実装されたランクI軽戦車。
ランクIIの車両を開放すると搭乗可能となる。

史実ではノモンハン事件から太平洋戦争の終結まで、日本陸軍の中核的な機甲戦力として長らく運用された。

ゲーム内では薄い装甲と貫徹力・加害共に貧弱な砲のため非常に扱いづらい一方、機動力は良好で車体も小柄なので、立ち回りによってはある程度の活躍も期待できなくはない。

車両情報(v2.1)

必要経費

必要研究値(RP)
車両購入費(SL)
乗員訓練費(SL)200
エキスパート化(SL)1000
エース化(GE)
エース化無料(RP)96000
バックアップ(GE)10
護符(GE)190

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング1.0 / 1.0 / 1.0
RP倍率1.0
SL倍率0.2 / 0.3 / 0.2
最大修理費(SL)80⇒103 / 100⇒129 / 130⇒168

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)17.8⇒24.6 / 11.1⇒13.1
俯角/仰角(°)-15/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
4.3⇒3.3
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
12 / 12 / 10
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
30 / 12 / 12
重量(t)7.7
エンジン出力(hp)130⇒160 / 106⇒120
1,400rpm
最高速度(km/h)54 / 48
実測前進~後退速度(km/h)52 ~ -5 / 42 ~ -5
最大登坂能力(°)43 / 41
視界(%)74
乗員数(人)3
 

レーダー

なし

暗視装置

なし

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲37 mm Type 94 cannon1119-
機銃7.7 mm Type 97 machine gun13000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
37 mm
Type 94
Type 94 APHEAPHE0.711575343327221714
 
名称ベルト名弾種貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.7 mm
Type 97
既定AP/AP/T1097400

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
砲火調整
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
IV変速機******
エンジン
砲撃支援

カモフラージュ

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既定
[添付]
条件-
説明標準迷彩
茶色迷彩
[添付]
条件プレイヤー撃破14 / 200GE
説明茶色迷彩
艦艇灰色迷彩
[添付]
条件200GE
説明艦艇灰色迷彩
青柳色迷彩
[添付]
条件200GE
説明青柳色迷彩
黄褐色縞模様迷彩
[添付]
条件200GE
説明黄褐色縞模様迷彩
冬季迷彩
[添付]
条件プレイヤー撃破20
説明冬季迷彩
Early winter camouflage
[添付]
条件200GE
説明Early winter camouflage

研究ツリー

前車両
派生車両
次車両Ke-Ni
 
 

解説

特徴

八九式といろんな意味で双璧を誇った予備戦車。しかしアップデートによりどうしようもなく弱くなったので「ランク2まで進めると使える」というだけの産廃になった。どう足掻いても他国の予備戦車に劣っている部分しかなく、撃ち合いでは弱い。しかも機動力も他国戦車に劣る。奇襲戦法や待ち伏せに徹して上手いこと使ってあげよう。
--加筆求む--

 

【火力】
本車の37mm砲は10mの距離で貫徹34mmとまず話にならない。20mm機関砲より貫通力が低い。どれくらい酷いかと言えばH.35より貫通力が低いと言えば察してもらえるだろう。同格相手でも厳しく、僅かに角度が付いたり距離が離れただけで非貫通の連続である。俯角は-15度とハルダウン戦法では有用な要素があるが、貫通力が無いので死に要素となっている。また、使用弾種は日本軍ではおなじみの徹甲榴弾であるが、炸薬量は10g以下とかなり少なく威力はAP弾と大差ない。苦労して貫通しても乗員が黄色くなるだけというパターンもありえる。貫通できない相手には砲撃支援を呼ぶか、味方に任せるなり履帯を撃つなりして嫌がらせに徹底するか、さっさと逃げた方が吉。また車体には7.7mm機銃が付いているが、車体なので位置が低い上に旋回が遅く弾も僅か20発と非常に使いにくい。徹甲榴弾では効力の薄い対空自走砲の乗員に対して使おう。

 

【防御】
装甲は文字通り紙である
申し訳程度に曲面が多用されているが元々の装甲が非常に薄く、自走対空砲の12.7mm機関砲はもちろん、本車の上部装甲に至っては厚み6~9mmと敵航空機の7.7mm機関銃にすら貫通される。敵から放たれる戦車砲弾の防御なんて論外であり、まず昼飯しようが豚飯しようが当たれば必ず貫通される。ハ号の主砲の貧弱さもあり、敵と正面から撃ち合うのは自殺行為以外何物でもない。
また、トルコハットを彷彿とさせる縦に長い砲塔はハルダウン向きではなく、丘陵地帯に身を潜める場合は深く後退しなければ飛び出たキューポラを狙撃され致命傷を負いかねない。身を隠す際はとくに気を遣う必要がある。
これは本車に限った話ではないが、乗員がギチギチに詰め込まれている上に乗員が3名しか居ないので撃たれるとかなり脆い。被弾=死と肝に銘じて、足を活かして有利に立ち回るのが望ましい。特に対空戦車や戦闘機の銃撃には注意するべし。撃たれるとあっという間に蜂の巣にされる。

 

【機動性】
最高速度は48km/hと戦前戦車ツリーにおいてトップを記録するが低馬力ゆえに加速性に乏しいという弱点を抱えており、数値通りの速度を出すには難がある。
とくに初動の旗取りでは他国戦車にお株を奪われがちであり、軽戦車が跋扈するランクⅠ戦場において一番乗りで拠点を踏むことはまずないと言ってよい。その分の役割はケニが担うだろう。
起伏の激しいマップも苦手で登坂力の低さもネック。丘上を目指している途中で撃たれることがないように坂を登るタイミングには気を付けよう。

 

史実

九五式軽戦車は八九式軽戦車(後に八九式中戦車に改称)の後継車である

クリックで詳細表示

1930年代、世界的に歩兵部隊の歩兵の自動車化が進む中、帝国陸軍も自動車聯隊という自動車化した歩兵聯隊を設置しつつあった。そんな中、1933年の熱河作戦において戦車隊の八九式軽戦車は最高速度が25km/hとトラックとの進撃について行けず脱落し、騎兵隊の九二式重装甲車が活躍したのを見た陸軍は、早急に重くて遅くて運用しづらい八九式軽戦車に代わる速度の速い『機動戦車』が必要と痛感し、新型戦車の導入を決定した。
ある程度の数を揃える必要性と財政上の理由から「軽くて速く運用し易く」且つ「安価な戦車」として1933年より新型戦車の開発がスタートした。

なお、本車は1931年に輸入したヴィッカース6トン戦車を参考にしており、所々6トン戦車に似た部分が存在する。

火力については、日本陸軍の戦車ドクトリンに則り、軽戦車である本車は対戦車能力を求められた。
主砲の九四式三十七粍戦車砲は九四式三十七粍速射砲とは全くの別物で本来は九五式重戦車の副砲であり、狙撃砲に似たような戦車砲であった。後期型では九八式三十七粍戦車砲に更新されており、九八式三十七粍戦車砲は九四式三十七粍速射砲を車載化した戦車砲なので初速・貫通力は九四式戦車砲より高かった。機銃は車体正面と砲塔にかんざし式に九一式6.5mm機銃または九七式7.7mm機銃が計2挺搭載されているが、砲塔のかんざし式に装備された機銃は狭い砲塔内では窮屈で、取り外して運用した記録もある。
装甲に関しては機動力重視とクレーンや橋で渡ることを考えた結果、軽量化のため12mmとかなり貧弱。
これは7.62mm弾に耐えるかどうかといった厚さであり、試験で本車を使用した戦車隊は、砲火力、機動性を評価しつつも装甲の貧弱さを問題視しており、上層部に指摘している。反面騎兵科は装甲の薄さは機動性でカバーすればよいと好評であり、本車の薄い装甲はそこまで問題視していなかった。要するに本車の装甲は機銃の射弾に耐えればよいという程度である。
機動力に関してはかなり良好で、特に操縦やギアチェンジが八九式中戦車や九七式中戦車より簡単であった。エンジンは八九式中戦車とほぼ同じモノだが、九五式軽戦車は八九式中戦車の半分ほどの重さなのでパワーウェイトレシオが上昇、加速はもちろん最大速度も25km/hから40km/hまで上昇した。
さらに戦後イギリスが鹵獲した本車とM3スチュアートを競争させた結果、本車の最高速度が48km/hを記録している(ボービントン博物館の資料にもに記載されている)この時の記録映像が存在するので、調べてみてはいかがだろうか。

実戦

実戦においてはノモンハン事件で本車を集中運用する戦車第四聯隊が出撃、7月2日から3日のハルハ川周辺での戦闘で第23師団がソ連軍の制圧射撃により前進できなかったので、戦局を打開するべく雷雨鳴り響くなか戦車隊単独で赤軍第149自動車化狙撃兵連隊が防衛していたバルシャガル高地の前哨基地へ夜襲を行い、玉田連隊長車を中央に各中隊が菱形に並んで編隊を組み、陣地突入後に車載機銃と37mm戦車砲を乱射し、陣地に設置されていた19門の火砲や20台のトラックや多数テントを破壊し、増援に駆けつけて来たBT-5軽戦車を2輌、BA-10装甲車を10輌撃破するなど陣地の奥深くまで侵攻し蹂躙しつくした。これらの戦闘の結果、ソ連軍は150名の死傷者を出し残存ソ連兵は後方防御陣地への後退を余儀なくされた。一方戦車第4連隊の損害は九五式軽戦車が1輌擱座のちに放棄、死傷者は戦死者1名で負傷者が9名という被害を受けた。
同時期の軽戦車は九四式三十七粍戦車砲や九八式三七粍戦車砲でも貫通可能だったのである。
しかし7月3日に戦車第三聯隊が大損害を受けて壊滅し、再編成に入ったので戦車第四連隊のみが唯一の機甲戦力となる。翌日の7月4日には戦車・装甲車19輌、対戦車砲数門と歩兵500名のソ連軍が攻撃してきたが、戦車第4連隊はこれまでの戦訓を活かし、装甲の弱さを補うため、砲塔のみを丘の稜線上に出して砲撃を加えた。乗員の練度は日本軍が圧倒的に上回っており数も主砲の威力も勝るソ連軍戦車に次々と命中弾を与え、装甲車2輌と対戦車砲数門を撃破し撃退している。日本軍の損害は八九式中戦車1輌の損傷のみであった。午後8時にも戦車5輌と歩兵の攻撃に対し2輌の戦車を撃破し撃退すると、午後9時には、戦車第4連隊の総力でハラスティン川河谷を攻撃し、ソ連軍戦車4輌を撃破している。このころまでの本車はなんとか性能的に他国の機甲戦力と交戦ができる物であった。

大陸方面やマレー、フィリピンでは軽戦車ゆえの運用のしやすさと、機械的信頼性の高さを生かしてあらゆる前線に投入され、日本軍の猛烈な快進撃を支えた。初戦からすでに対戦車能力の低さと装甲の薄さは問題になりつつあったが、大陸方面では敵に対戦車能力が皆無だったのと、マレー、フィリピン方面では敵の対戦車砲、戦車の絶対数が不足していたのであまり問題にはならなかった。
しかしこの後、他国の機甲戦力と交戦する日本戦車の性能はすぐに陳腐化が露わとなる。フィリピン方面では戦車第四聯隊の九五式軽戦車5輌がM3スチュアート15輌と遭遇、これが太平洋戦争初の戦車戦であったが、このM3軽戦車はスペイン内戦を戦訓に37mm砲に耐えるよう重装甲化され、対戦車能力も強化されたM6 37mm戦車砲を搭載しており、我が方の37mm戦車砲は歯が立たず、しまいには体当たりで撃破したり履帯を集中砲火してM3スチュアートを5輌擱座させて撃退し、難を逃れている。一方戦車第二聯隊の本車もM3軽戦車と遭遇するが1500m先から一方的に撃破/擱座させられている。
南方戦線では1943年より米軍が優勢になり、反撃に転じると本車も機甲戦力として防衛に駆り出されたが、この頃になると敵歩兵も対戦車砲を装備し、末期にはバズーカまで装備していたので本車の被害が増えた。それでも歩兵に対して脅威であることは変わらなかったので敵歩兵への壁として、反撃の際の機甲戦力として敵の陣地を襲撃し、かなりの損害を与えている。戦車戦ではM4中戦車相手に歯が立たなかったが、ダグインした本車がM4中戦車の側面を狙って撃破し金星を挙げた。他にもM4の砲身に弾を撃ち、見事車体に入って撃破という例もある。さすがは大和魂!また、本車にいきなり遭遇して驚いたM4が操縦ミスで崖から落ちるという撃破(?)例もある。やはり大和魂の国と大量生産だけの国とでは落ちつきぶりが違うのである。
大陸方面では中国軍の兵力編成があまりにも粗末で対戦車能力が無いため、本車は大陸打通作戦や老河口作戦に投入されている。
大陸打通作戦では持ち前の信頼性の高さと機動力を活かし中国軍の陣地を次々と撃破、突破し逃走を図る中国軍を追撃し壊滅に追い込んでいる。老河口作戦では老河口の城市攻略において中国軍の李宗仁率いる第5戦区軍が激しく抵抗するなか、日本陸軍の第115師団を主力とする歩兵部隊を支援し、第5戦区軍の防衛線を突破している。戦場と敵兵力の次第によっては陳腐化した兵器でも通用はする。問題は列強の戦車と歩兵部隊が機甲戦力同士の交戦によって急速に装甲・火力・携行兵器とも進歩を遂げていたことにあり、日本の工業力と兵站構築能力はそれに対応できるものではなかった。

占守島の戦いでは本車を装備する戦車第十一聯隊第四中隊が進撃してくるソ連軍に猛反撃し壊滅に追い込み、上陸地点まで押し返し、日本陸軍最後の戦闘に花を飾った。

終戦を迎え、結局本土決戦には用いられなかったが、戦後において武装解除された本車が改造され使用されることとなる。用途はトラクターや雪上バス、ブルドーザー、警備車両など多岐に渡り50年台から60年台辺りまで使われた。

--加筆求む--

小ネタ

◇ハ号は弱いのか?

チハと並び、ハ号もまた他国のパンターやT-34、シャーマンと比べ弱い弱いと良くバカにされている事が多い。
が、それもそのはず、設計年が大幅に違うのである。ハ号は1933年設計であり、シャーマンは1941年末に設計、T-34は1940年設計、パンターは1942年設計なのである。この1933年設計の軽戦車が終戦まで主力戦車として第一線で使われ続けたという事実もかなり問題なのだが
当時の戦車は恐竜的進化を遂げており、1,2年設計年が違うだけでも大きく性能が変わるものであった。
従ってハ号とこれらの戦車を比べる事は間違いなのであり、技術的な面で比べるのならば本来はハ号と同年代に設計された戦車を比べるべきなのである。
ちなみにハ号と同年代に設計された戦車は米国ではM1戦闘車、英国ではMk.Ⅵ軽戦車、ドイツのⅠ号戦車、ソビエトのBT-5、ポーランドの7TPなどであり、ハ号はこれらと比べて重量とコストの関係上、性能は少し劣ってはいたものの、別段それほど差は大きくはなかった。

(ハ号は6tだが他国の戦車は11t級)

「とりあえずの安価な繋ぎ」として設計された戦車としては優秀な性能だったとも言える。
繋ぎとして作ったのに終戦まで第一線での出血を強要されていたのはナイショだぞ!!


◇ハ号の装甲について

ハ号の装甲は上記の設計思想から「7.7mm重機関銃の徹甲弾の被弾を500mで耐える必要最低限のモノ」として開発された。ところが中国国民党軍の使用する7.92mmモーゼル弾は同世代の7mm弾に競べて一際威力が高かっため、全周防御には不安の残る結果となってしまった。
例えば7.92mmモーゼル弾の徹甲弾S.m.k.(Spitzgeschoss mit Stahlkern)を使用した場合の貫徹力は13mmであり、タングステン弾芯のS.m.k.H.(Spitzgeschoss mit Stahlkern - Gehärtet)を用いれば19mmの貫徹力を発揮する事ができた。*2
その為、ハ号採用時には装甲の薄さを懸念した以下のような意見も具申されている。
「機動力と武装では機械化部隊用の戦車として適当だと思うが、装甲が不十分で戦車としての価値は低い。装甲をもっと厚くしなければ現在の7.7ミリ鋼心弾や対戦車砲に対抗できない。」―戦車第2連隊長木村大佐 昭和10年軍需審議会於技本にて
ただし日本軍もまったく防御を捨てたというわけではなく、そもそも12mmとは言え装甲は要部には小口径弾に対して防御に優れた第二種装甲を用いているので実質的にはRHA12mm以上の防御力はあったうえ、量産車にはバルジなど避弾経始を考慮した追加装甲が施されていた。中国大陸方面での戦車隊の報告を見ても、九五式軽戦車が7.92mmモーゼル弾によって貫通されたという報告は少なく、貫通事例は報告されても撃破された車輛は確認されていない。無論、装甲はもう少しあるに越したことはないが。
 
ちなみに、モーゼル弾の威力の高さに悩まされたのは日本軍だけではなく西部戦線においては、M18が砲塔部(12.7mm)をMG42に近距離から掃射され、半分近く貫徹してしまうといった事態も発生している。


◇ハ号の改良、派生型車両達 改良型編

旧軍において、チハと並ぶ主力であった我らがハ号も、他国に違わず数々の改良、派生型が存在する。

  • その一 北満型
    中国戦線において、多くの武勲を立てたハ号だが、コーリャン畑を走行する際転輪間隔と畑の段々が偶然一致してしまい機動性が低下した。
    そこで、転輪同士の間に小さい転輪を付け、スムーズに動けるようにしたのが北満型である......のだが、実際にはあまり効果はなかったようだ。主に中国大陸方面の部隊に配備された。
  • その二 指揮車両型
    無線装置用の鉢巻式アンテナを砲塔に装備している。詳しくは当ゲームランクIプレミアム車両の、Ha-Go Commanderのページを参照。ただしHa-Go Commanderには鉢巻きアンテナが無い為厳密には指揮車輌型ではない。
  • その三 47mm砲搭載型
    昭和二十年に計画された改修車輌。主砲を37mm砲から試製47mm戦車砲(短)に換装したものであり、来たる本土決戦に使用される予定だった。しかしその前に終戦を迎えたため、計画のみに終わった。
  • その四 火炎放射器搭載型
    ラバウルでの現地改造車輛。火炎放射器を車体左前部(機銃があったとこ)に装備した。ちなみに砲塔の主砲はダミーに変えられている。
  • その五 増加装甲型
    こちらは捜索第二連隊がビルマで車体前面と砲塔に追加で装甲を溶接した現地改造車輌。ちなみに捜索第二聯隊は日本の降伏前にインドシナへ移動しており、戦後インドシナへやってきたフランス軍が増加装甲型の九五式軽戦車を使用している。
  • その六 野戦力作車型
    ビルマのメイッティーラで鹵獲された現地改造車輌。詳細は不明。

なおこの他に煙幕発射機を装備した車輌や、フェンダーや泥除けを改造した車両もある。


◇事実上の主力戦車

九五式軽戦車は日本製戦車にしては比較的優れた信頼性、軽量故の運用のしやすさがあり日本軍の主力戦車として使用された。特に整備体制が脆弱で工兵の支援体制もイマイチである師団戦車隊では重く信頼性の低い九七式中戦車は配備されず、九五式軽戦車が多く配備されている。また、偵察隊たる捜索連隊にも配備されることがあった。
しかし九七式中戦車にすら劣る戦闘力は如何ともし難く、実際に戦闘を行った大抵の師団戦車隊はなす術もなくわずか1日で一方的に全滅した。
一例にあげるとグアム島で壊滅した第29師団の戦闘詳報には九五式軽戦車の装甲があまりにも脆弱な点、戦車でありながら歩兵が持つ九二式大隊砲より遥かに見劣りし効果を発揮できない主砲が挙げられており、持ち前の機動性も防御戦闘では意味がないことが挙げられている。また、規模に関しても日本と米側には大きな差があり、日本の師団戦車隊は精々1個中隊を増強したような規模に対しアメリカは一個大隊、さらに言えば日本の戦車連隊に匹敵する数のM4中戦車とM5軽戦車を持っていた。もっとも、米側の全ての歩兵師団が戦車大隊を持っていたわけではないが、それでも日本軍の師団と比べると天と地ほど差があり、多少の九五式軽戦車程度では戦力として機能しなかった。


外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • 明らかに画像が某FPSゲームだし、根も葉もない適当な情報書いてあたかもおもしろいと思ってるんだろうけど寒いし、明らかに不必要 -- 2015-04-19 (日) 19:12:45
    • っ日本掲示板 -- 2015-04-19 (日) 19:13:35
  • 一応邪魔にならないように配慮したんだけど・・・ まぁ最新の50件から消えたらまず見られないから... -- 2015-04-19 (日) 19:15:06
  • 航空機の12.7mm機銃で抜かれた(´・ω・`) -- 2016-12-23 (金) 08:41:49
  • 小ネタにハ号の改良型について書きました。派生型編も追加の予定 -- Wikipediaから持ってきたのがほとんどだけどね? 2019-01-19 (土) 17:54:57
    • 格納ミスってページ崩れてたから修正、あと報告は編集報告へ -- 2019-01-19 (土) 19:46:51

*1 爆薬量はTNT換算
*2 いずれも射距離100m入射角0°