イギリス RankIV 駆逐戦車 FV4005 stage II
概要
1.67にて追加された、イギリス陸ツリーのランクIV駆逐戦車。
特徴は何といっても目を引く183㎜の主砲であり、この化け物じみた口径から放たれるHESHは直撃すれば会敵しうるすべての車両をほぼ一撃で葬り去り、撃破できずともほとんどのモジュールに壊滅的な被害を与えることができる。また、その特異すぎる見た目から、アルティメット仮設トイレ、波動砲などと呼ばれることが多い。
しかしHESH特有の問題として当たり所が悪ければほとんど被害を与えられない時もある、183㎜という数字に慢心せずしっかり弱点を狙おう
車両情報(v1.67)
必要経費
必要研究値(RP) | 71,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 210,000 |
乗員訓練費(SL) | 61,000 |
エキスパート化(SL) | 210,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | 440,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.7 / 6.3 / 6.7 |
RP倍率 | 1.78 |
SL倍率 | 1.4 / 2.0 / 2.5 |
最大修理費(SL) | 5,120⇒*** / 5,040⇒*** / 4,620⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 15.9⇒**.* / 10.7⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -7/15 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 38.9⇒29.9 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76 / 50 / 38 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 14 / 14 / 14 |
重量(t) | 59.5 |
エンジン出力(hp) | 923⇒*** / 575⇒650 |
2,550rpm | |
最高速度(km/h) | 30 / 28 |
実測前進~後退速度(km/h) | 30 ~ -10 / 28 ~ -9 |
最大登坂能力(°) | 40⇒*** / 40⇒*** |
視界(%) | 250 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 183 mm QF L4 cannon | 12 |
機銃 | 7.62 mm M1919A4 機関銃 | 3600 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
Shell L1 | HESH | 72 | 21.76 | 716 | 228 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 4,100 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 3,500 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 5,100 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | 10,000 | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | Tortoise |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | FV4004 Conway |
解説
特徴
↑スッカスカの砲塔直下と、ぎゅうぎゅう詰めの砲塔。
【火力】
ゲーム内で最大口径となる、2022年11月に実装されたシュトルムティーガーに抜かれて口径の大きさは現在2位になってしまったが、それでも強力な183mm砲を搭載している(でも発砲音は120mm砲と同じ)。
砲弾がHESHオンリーであり、柵などの向こうにいる敵を攻撃できないので、柵は同軸機銃で破壊しよう。装弾数は驚きの12発と非常に少ないが、素の状態でリロードに44秒と遅いため消費が遅くあまり気にならないかもしれない。まともに当たれば重装甲の相手であっても一撃で粉砕する火力もあるので1発1発を慎重に撃とう。
ちなみに副武装として7.92mm機銃が1門ある。さすがにBR6.3ともなれば火力にカウントできる場面はないだろうが、機銃弾の軌道をもとに主砲の狙いを修正する、いわゆるスポットライフルとしての用途がある。ぜひ練習していただきたい。
なお、砲塔が全周旋回では無い点には留意してもらいたい。(左右40度)
【防御】
そんなものはない(砲塔)一応、車体はセンチュリオンなので、装甲もそのまま(といってもBRを考えると頼れるとは言い難いだろうが…)だが、問題は砲塔である。砲塔は装甲厚が全周囲14mmという、RankI戦車もびっくりの薄さで、あのM2重機関銃が500mの距離で貫通可能な薄さである。だが、この薄さのおかげで、敵の砲弾の信管感度に触れず、敵の砲弾がそのまま抜けていく事が多い(弾薬に着弾したらお陀仏だが)。
【機動性】
センチュリオンと同じレベル。ABであれば差し支えないだろう。RBは少々不便さを感じる場面も多々。駆逐戦車と割り切るのが吉。
史実
1950年代前半に、Centurion Mk.3と同じシャーシを使って試作された自走対戦車砲。
1944年に開発されたIS-3は当時としては極めて先進的な設計で、連合国に衝撃を与えた。
これに呼応する形で各国ではタイガー・キラー以上の性能を持つ車両が必要と考えられ、重対戦車自走砲としていくつかの車両が開発された。
研究開発であったためセンチュリオンMk.3の一部を流用して開発が進められ、先行して120mm砲を使用するFV4004が開発されたものの、成果は芳しくなかった。
しかし強力な砲を求め続けたイギリス軍では、引き続きセンチュリオンの車体を基に183mm砲を搭載した本車が開発された。
搭載されたL4 183mm砲は非常に強力な砲であったものの、肥大化した砲弾は到底人間に扱えるものではなく、自動装填装置も搭載された。
その結果砲塔は大きなものになり、さながら自走沿岸砲の様相を呈した。
FV4005は1957年の計画中止までに1両だけが作られ、その後は開発・採用される事なく短い生涯を終えた。
戦車の恐竜的な進化史の中ではよく見られる事であるが、戦車は人間が扱う事が大前提であり、その巨大な砲弾はあまりにも運用を困難にさせた。
それに対応するための自動装填装置などの装備こそ持っているものの、このような巨人戦車は失った物に対して性能不足と考えられた。
また計画中止の数年後、1959年には傑作のL7 105mm砲が開発された事を考えれば、引き続き開発されていたとしても結果は変わらなかったと思われる。
現在はボービントン戦車博物館でこの冷戦期の奇抜な産物を拝む事ができるが、砲塔旋回装置が壊れているとされる。
小ネタ
このFV4005にはStage2という謎の番号がついている。これは砲塔の話でStage1は試作的にセンチュリオンの車体に183mm砲をそのままドカンと置き、周りも囲わず砲、砲閉鎖丸出しの状態のものである。だが、これにより被弾面積が減り車高もほんの少し低くなっているのでStage2より隠れやすくなっているかもしれない。まぁ航空機に見つかれば一発アウトだが…。Stage2はオートローダーを撤去し、見た目通り183mm砲を装甲板で囲ったものである。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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- クルーザークラスの主砲にありそうな砲塔。 -- 2017-03-18 (土) 00:18:18
- ほーん -- 2023-07-22 (土) 00:27:18