イギリス Rank I 軽戦車 Daimler Armored Car Mk.II / デイムラー装甲車Mk.II
概要
1.71で追加された装輪装甲車。
装甲車にテトラークの砲塔を搭載したもので、火力は他のRankI英戦車と同様である。
操作感はT17E2やAC Mk.II AAと似ている。
テトラークと並ぶ英陸癒し担当
車両情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | *** |
---|---|
車両購入費(SL) | *** |
乗員訓練費(SL) | 200 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | 96,000 |
バックアップ(GE) | 10 |
護符(GE) | 190 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.3 / 1.3 / 1.3 |
RP倍率 | 1 |
SL倍率 | 0.2 / 0.2 / 0.3 |
最大修理費(SL) | ***⇒122 / ***⇒177 / ***⇒191 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 10.2⇒59.3 / 10.2⇒11.2 |
俯角/仰角(°) | -12/25 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 3.6⇒2.8 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 14 / 10 / 14 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 46 / 14 / 10 |
重量(t) | 7.6 |
エンジン出力(hp) | 112⇒137 / 84⇒95 |
3600rpm | |
最高速度(km/h) | 89 / 80 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | 16⇒23 / 17⇒23 |
視界(%) | 76 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 40 mm QF 2ポンド砲 | 52 |
副砲 | 76.2mm発煙弾 | 2 |
機銃 | 7.92 mm ベサ機関銃 | 500 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
Mk.1 AP/T 弾 | AP | 1.08 | - | 792 | 72 | 68 | 52 | 37 | 27 | 19 | - |
Mk.1 APCBC/T 弾 | APCBC | 1.24 | - | 792 | 88 | 83 | 64 | 46 | 33 | 24 | 5 |
Mk.1 APHV/T 弾 | AP | 1.08 | - | 853 | 80 | 78 | 67 | 56 | 47 | 40 | 5 |
Shell Mk.1 AP/T | APHE | 1.08 | 19 | 792 | 66 | 62 | 49 | 36 | 26 | 20 | 5 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | タイヤ | 150 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
Mk.1 APCBC/T弾 | |||
II | サスペンション | 170 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
III | フィルター | 190 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
Smoke grenade | |||
IV | 変速機 | 320 | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | Tetrarch Mk.I |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Valentine Mk.I |
解説
特徴
イギリス戦車ツリーに追加された装輪装甲車。テトラークの砲塔を流用している。
装輪車の操作は初心者にはやや厳しいが、うまく扱えれば軽快に戦場を駆けながら強力な砲を振り回す事ができ、今後T17E2やAC Mk.II AAに乗る際に同様の操作感で操縦できるので頑張って慣れて行きたい。それ以外のイギリスの装輪車は高ランクまでないけど
【火力】
A13 Mk.Iやテトラーク等のイギリスRankI戦車と同じ2ポンド砲。
BRは1段上がったが元々オーバースペック気味なので問題は無いだろう。相変わらず後半まで開発しないと弾の炸薬がないため、敵車両のレイアウトを把握しておく必要がある。
テトラークに比べて俯角が3度減り、12度になっているので地形にはやや注意したい。
一方さんざんテトラークで苦労させられた砲塔旋回速度は改善されているので、動いている敵、不意の遭遇の対応力は増しているといえる。
【防御】
BR相応の紙装甲である。車体は全体的に10mmとなっておりテトラークより薄い部分が多く、一層M2ブローニングに気を付ける必要がある。砲塔もテトラークと同一のため頼れるものではない。
軽装甲車のため大口径砲の直撃を受けると車体が崩壊する可能性がある。
【機動性】
装輪式のため路外ではかなり機動性が悪い。特に未改修状態だと下り坂でも30km/h程度である。
しかし舗装された道路であればその速度を存分に活かせるだろう、前進とほぼ変わらないスピードで後退することもできる。
サスペンションは硬め、かつ車体が軽めなので、走行中は玩具のミニカーが走っているかのような硬く激しい振動があり、行進間射撃は得意ではない。
砲塔はテトラークと同一だが、砲塔旋回速度は格段に向上しており、スムーズに敵を追う事ができる。
史実
ディンゴとして知られるダイムラー偵察車の車体を大型化し、テトラークの砲塔を搭載した装甲車。当時の最新技術を取り入れ、試作車両は1939年に製造された。しかし、重量からトランスミッションに問題が起こり、1941年中ごろまで戦線投入が延長されてしまった。本車は四輪駆動で、それぞれに独立したコイルスプリングサスペンションを搭載している。また、車軸内部の遊星ギア式の動力伝達機構は、最低速ギアで非常に低いギア比を可能としている。ダイムラー社により2,964両が生産され、第二次世界大戦では北アフリカ戦線、西部戦線で主に活躍した。ヨーロッパ戦線ではWoTでおなじみリトルジョンアダプターを2ポンド砲に取り付けていたという。戦後も1960年代までイギリス連邦加盟国で使用され、2012年にカタール軍が使用しているものが確認されている。
--加筆求む--
小ネタ
「ダイムラー」と「デイムラー」
ダイムラーと聞くと、現在もある有名なドイツの自動車メーカー「ダイムラー・ベンツ」を思い浮かべがちだが、実はイギリスにも「ダイムラー」という名のメーカーが存在していた。
イギリスの「ダイムラー」は、ドイツのダイムラー車をイギリスで造る為に作られた会社としてスタートした。しかしイギリスのダイムラーは間もなくオリジナルの技術で車を製造するようになり、名前のみが「ダイムラー」として残った。(独ダイムラーとはエンジンのみの契約であり、それ以外の部分は直接ダイムラーとは関係なかった)
そのため名前こそ同じだが、イギリスのダイムラーが自動車産業に参入して以来は全く別の会社になったのである。「デイムラー」というのはダイムラーの英語読みで、独ダイムラーと区別する為にそう呼ばれた。
英国の名門デイムラー
19世紀後半のイギリスでは赤旗法(走行時にはクルマの60ヤード前で、人間が赤旗を持って触れまわらなければならないなど)と呼ばれる自動車の利便性を大幅に制限する法律があった。これによりドイツやフランスなどに対してイギリスの自動車産業は大きく遅れを取っていたのである。しかし1896年にこの赤旗法が撤廃されると、元から産業革命により工業の基盤が整っていたこともあり自動車産業は大きく発展していくこととなる。そんな中、誕生したのがデイムラー社である。前述の通り、独ダイムラー社のエンジン生産から始まったデイムラー社は高級車を作るメーカーへと成長し、イギリス王室初の御料車に指定されるなど自動車メーカーとしての地位を確立した。(ちなみに日本初の皇室御料車もデイムラーである)
1910年にはバーミンガム・スモール・アームズ(略称BSA)の傘下に入り、軍用車両の製造を開始した。第一次世界大戦中にはトラックや救急車などの軍用車の生産に力を傾け、世界初の戦車であるMk.Ⅰ戦車にデイムラー社のエンジンが使われている。その後の第二次世界大戦でも本車やダイムラー偵察車といった装甲車の生産を行った。
戦後は手作りの高級車ブランドとして自動車を生産していたが、時代は大量生産による大衆車の時代であり徐々に経営状況は悪化していった。1960年ついに親会社のBSA社がジャガー社にデイムラーを売却しデイムラーはジャガーブランドとなった。しかし日本やドイツの自動車メーカーの台頭によりイギリスの自動車産業は大打撃を受けてしまう。これによりイギリスの自動車メーカーは統廃合を繰り返すようになった。デイムラーの親会社となったジャガーも例外ではなく1966年にブリティッシュ・モーター・ホールディングス(通称BMH)に吸収される。その後紆余曲折あって国有企業のブリティッシュ・レイランド(通称BL)になった。1984年にジャガーとともに民営化したがフォードに買収され、現在では親会社のジャガーがインドのタタ・モーターズの傘下になったことでデイムラーもタタの傘下である。一応、2009年まではデイムラーブランドの車は販売されていた。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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- 対空…? -- 2017-09-22 (金) 00:20:09