日本 RankII 中戦車 Chi-He / 一式中戦車 チヘ
概要
Ver1.65で実装された日本陸ツリーのランクII中戦車。
ひとつ前の二式砲戦車『ホイ』と比べると、主砲が対戦車用の47mmになっている。
主砲の47mm砲はチハ改が装備しているものと同じで、初速や貫徹力に優れている。加えて正面装甲も50mmとなるなど、ゲーム的にはチハ改の上位互換といってよいだろう。
車両情報(v1.65)
必要経費
必要研究値(RP) | 7900 |
---|---|
車両購入費(SL) | 10000 |
乗員訓練費(SL) | 3000 |
エキスパート化(SL) | 10000 |
エース化(GE) | 130 |
エース化無料(RP) | 160000 |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | 530 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.3 / 2.7 / 2.3 |
RP倍率 | 1.12 |
SL倍率 | 0.4 / 0.6 / 0.8 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 13.33⇒18.45 / 8.33⇒9.8 |
俯角/仰角(°) | -15/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.29⇒3.3 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 25 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 25 / 25 |
重量(t) | 17.2 |
エンジン出力(hp) | ***⇒458 / ***⇒240 |
2,000rpm | |
最高速度(km/h) | 49 / 44 |
実測前進~後退速度(km/h) | 48 ~ -9 / 40 ~ -8 |
最大登坂能力(°) | ***⇒43 / ***⇒41 |
視界(%) | 88 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 47mm Type 1 cannon | 120 |
機銃 | 7.7mm Type 97 machine gun | 3000 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
Type 1 APHE | APHE | 1.38 | 18 | 822 | 71 | 70 | 61 | 53 | 45 | 38 | - |
Type 1 HE | HE | 1.15 | 87 | 822 | 3 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | 560 | 1,100 | 80 |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
II | サスペンション | 470 | 900 | 70 |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
III | フィルター | 700 | 1,300 | 90 |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
IV | 変速機 | 910 | 1,800 | 150 |
エンジン | ||||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
【火力】
主砲はチハ改も装備している47mm砲で、このBR帯では火力不足気味と感じるかもしれない。
特に格上のシャーマンやT-34、KV-1などは貫徹可能なギリギリの装甲をもつため、厳しい戦いを強いられる。
地形を利用する、至近距離で撃つ、側面を突くなり工夫が必要だ。
リロード速度は約4秒台~3秒台と手数は確保されている。
地味な利点だが揺れづらい車体と安定装置を装備しているので、不意の遭遇戦でも砲撃が安定して撃てる。飛び出し撃ちもある程度こなせる。
【防御】
M2重機関銃にすら抜かれかねないチハから一転、砲塔、車体正面装甲共に50mmとマシになったが、傾斜も何もないので2.7としては相対的に防御力が低め。
ホイと同様に20mm対空砲に抜かれる心配がなくなったことは大きいが、25mm以上の機関砲には貫通されることが多々あり、油断は禁物。
ちなみに砲塔前面から側面までの曲面部分は25mm装甲が二枚で50mmとなっている。
カタログスペックこそ車体正面50mmだが、あくまで車体正面真ん中の装甲だけが50mmなのであって、車体正面端の角度をつけている部分は20mmと薄くなっている。昼飯の角度をとると単なる20mmの垂直装甲になる。
砲塔側面は25mmと相変わらずの紙装甲なので依然として頼りにならない装甲であることには変わりない。被弾しない立ち回りを徹底しよう。
車体側面も25mmとなっているが、砲塔と履帯の間の角度をつけた側面の部分は20mmの装甲となっているので注意。総じて薄く被弾には耐えない。何の行動をとるにせよまず撃たれない工夫が必要である。
砲弾を減らせば砲塔に置いている砲弾が消え誘爆のリスクが減る。生存性を上げるか、継戦能力を上げるかは好みの分かれるところだろう。
【機動性】
チハなどと比べると加速、速度共に機動性が順当に強化された。
ただし、直進は中戦車として平均的なものの、相変わらず信地旋回で難を抱えている?
後進速度は9km/hと早く飛び出し打ちにはもってこいである。改修すればいい機動性になるのでそれをかつようして側面をとって敵を撃破しよう!
史実
一式中戦車チヘは日本陸軍が開発した中戦車であり、同じく1937年に採用された九七式中戦車チハ、1940~1941年初頭にかけて試作・研究された九八式中戦車チホの後継戦車である。
チヘは現存資料が少ないため、開発開始年度がはっきりしておらず、1940年説と1941年説があるが詳しいことは不明。1941年夏ごろにはモックアップが完成しており、翌年に審査、採用されたと言う説があるが、この頃には似たような性能の九七式中戦車(新砲塔)・試製九八式中戦車も存在しておりそれらの混同も考えられる。
第2次大戦中の戦車の生産量は以下に詳しい。→ http://ktymtskz.my.coocan.jp/E/EU2/japan/t205.jpg
少なくとも日本の戦車自体、生産優先順位が低く、既存戦車の生産が優先である上、チヘに搭載するはずの新型変速機器の開発が難航していたため、生産配備どころか開発も遅々として進まなかったということはハッキリとしている。1943年ごろの日本軍は、物資不足が原因で航空兵器および海上兵器の生産が優先されるようになっており、戦車や自走砲等の生産数は極力減らされてしまっていた。生産設備自体はあったし、計画では何百両も生産する予定ではあったのだが、物資は全て航空海上関係に回され、陸軍の地上兵器は総じて生産数が戦時生産にも関わらず著しく少なかった。
結局本格的に生産が始まるのは1943末~1944年であり、そのころになると戦況は悪化し、さらにチヘ車自体が性能不足となってしまっている。生産に際してはチハの頃とは違い溶接で接合している為、チハと比べて強度が上がっており、装甲自体も前面50mmとチハの25mmと比べて大幅に厚くなっている。しかし、1942年の戦車としてみると厚みだけならばそこそこあったが、傾斜装甲ではなくほぼ垂直装甲であるため防御力は劣っていた。また、車体正面部分は平面になっている。
主砲は同軸機銃が付く予定だったが、開発の遅れからチハ改の47mm砲と変わらず、相違点はチハ改は主砲の仰俯角を肩に当てて操作したが、本車輛ではハンドルを用いて上下に可動させる程度である。砲塔バスケットは無く、砲塔内で乗員3名は常に砲塔の動きに合わせて移動しなければならなかった。ちなみに砲塔旋回はハンドル方式だが砲塔の直径が小さい為、作動が遅いわけではなかった。
機動性はエンジンもチハ車用のSA一二二〇〇VD(170hp)から統制一〇〇式(240hp)になり機動性もチハの頃と比べ上昇しているが、変速機はチハと同じであり、チハ譲りのギアチェンジのしにくさは残っていた (当初は油圧サーボと呼ばれる機構を搭載することでギアチェンジを容易なものにしようとしていたが断念した)。
生産されたのが1944年からなので本土決戦用に内地部隊にのみ配備されていた。
主に九州地方の戦車隊に配備されている。
--加筆求む--
小ネタ
◇チへ、ホニ、ケニ?
これは開発段階でのコードネームであり、けっしてあだ名や愛称の類いではない。
例えるならば正体を隠す偽名・仮名みたいなもので、正式採用された場合はこの名で呼ばれることはほぼなくなる。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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